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早稲田大学本庄高等学院 傾向と2026年入試対策

早稲田大学本庄高等学院(以下、早稲田本庄)は、埼玉県本庄市に位置する早稲田大学の直系附属校です。新幹線通学も可能な広大なキャンパスと、私服登校も認められる自由な校風、そしてほぼ全員が早稲田大学へ進学できるという魅力から、全国から最優秀層が集まります。

2026年度(令和8年度)入試は、募集定員の男女比率変更という大きな転換点を迎えます。


I. 2026年度入試の構造改革:男女定員「135名:135名」へ

2026年度入試における最大の注目点は、募集人員の変更です。

1. 募集人員の変更

  • 2025年度まで: 男子 約160名 / 女子 約110名
  • 2026年度から: 男子 約135名 / 女子 約135名
  • 影響: * 男子: 定員が約25名減少するため、倍率と合格ボーダーのさらなる上昇が予想されます。これまでの「早稲田附属の中で最も受かりやすい」というイメージは払拭され、早大学院に匹敵する激戦となるでしょう。
    • 女子: 定員が約25名増加します。しかし、依然として女子の附属校人気は高く、緩和されるというよりは「ようやく門戸が適正に開かれた」と捉えるべきで、難易度が下がるわけではありません。

2. 選抜方式の概要

  • 一般入試(I方式): 国語・数学・英語の3科目(各100点)。
  • α選抜(自己推薦): 書類選考(1次)および面接(2次)。活動実績や志望理由が極めて重視されます。
  • 帰国生入試: 海外在住経験者を対象とした選抜。

II. 徹底分析:科目別攻略戦略

早稲田本庄の入試問題は、早慶附属校の中でも「分野融合」と「記述力」を極めて重視する傾向にあります。

1. 【数学】「境界線」を越える融合思考

  • 傾向: 大問4〜5題。2025年度入試でも見られた通り、単一分野で解ける問題は少なく、「関数×平面図形」「確率×座標」「整数×方程式」といった融合問題が主役です。
  • 戦略:
    • 誘導を読み解く: (1)の解法が(3)のヒントになる「連問構造」が徹底されています。出題者の意図を察知する力が不可欠です。
    • 空間図形の「球」: 早稲田本庄は「球と立方体の切り口」など、空間把握能力を問う問題を好みます。
  • 2026年対策: 新課程の「データの分析」が融合問題のパーツとして組み込まれる可能性が高いため、箱ひげ図や散布図の読み取りは完璧にしておきましょう。

2. 【英語】「超長文」を読み切るスタミナと知識の質

  • 傾向: 長文2題+文法・語彙。総語数が非常に多く、かつ設問が「内容一致」「適語補充」「英作」と多岐にわたります。
  • 戦略:
    • 英検2級〜準1級の語彙: ターゲット1900レベルの単語は必須。語彙レベルが高いだけでなく、多義語の深い理解が問われます。
    • 自由英作文: 登場人物の立場に立って英文を補完する記述問題が特徴的。文法ミスをせず、文脈に即したアウトプットが必要です。
    • 会話文: 1ページに及ぶ長い会話文が出ます。口語表現(イディオム)の対策を怠らないでください。

3. 【国語】「抽象概念」を言語化する記述力

  • 傾向: 評論・小説の2題構成。選択肢問題が極めて少なく、解答の7〜8割が記述および抜き出しです。
  • 戦略:
    • 要約訓練: 50〜80字で内容をまとめる記述が頻発します。本文のキーワードを使いつつ、論理を再構築する力が合否を分けます。
    • 抽象的文章への慣れ: 芸術論や言語論など、中学生には馴染みの薄いテーマが出題されます。日々、新書などの高度な文章に触れる習慣を。
    • 知識問題: 漢字・文学史・四字熟語などの知識問題は満点を狙ってください。ここでの取りこぼしは致命傷です。

III. α選抜(自己推薦):書類で決まる「2026年の勝機」

早稲田本庄の推薦入試は「1次(書類)が最大の山場」です。

  • 志望理由書(1,000字): 「なぜ早稲田本庄か」だけでなく、「入学後に何を成し遂げたいか」というビジョンを具体的かつ情熱的に綴る必要があります。
  • 活動記録: 全国レベルの実績だけでなく、その活動を通じて得た「無形の成長(リーダーシップ、課題解決能力)」をいかに言語化できるかが鍵です。
  • 面接: 書類の内容を深く掘り下げられます。自分の言葉で、淀みなく対話できるコミュニケーション能力が求められます。

IV. 2026年度合格への時期別ロードマップ

時期学習テーマ具体的アクション
中3 夏休みまで基礎・標準の完全制覇駿台模試で偏差値63以上を安定させる。英検2級合格。
9月〜11月融合問題と記述への適応早慶オープン模試に挑戦。早稲田本庄の過去問(5年分)を1周し、記述の多さに慣れる。
12月〜1月過去問15年分の完遂数学の「融合問題」のパターン化。国語の「記述添削」をプロに受ける。
2月直前精神力と時間管理男子定員減による「倍率のプレッシャー」に負けない平常心を作る。

V. 2026年入試を戦うあなたへ

早稲田本庄の入試は、あなたが「単なる受験勉強の枠」を超え、「自律した学問の徒」になれるかを試しています。2026年度、男女定員が均等化されることで、入試の景色は一変します。しかし、求められる「本質的な思考力」に変わりはありません。

本庄の豊かな自然に囲まれたキャンパスで、全国から集まる仲間と共に切磋琢磨する日々。その未来を勝ち取ることができるのは、2026年の変化を恐れず、記述の一行、計算の一文字を大切にするあなたです。

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