神奈川県川崎市に位置する法政大学第二高等学校(以下、法政二高)は、法政大学への圧倒的な内部進学率(例年9割以上)と、共学化以降さらに高まった人気から、首都圏屈指の難関校となっています。
2026年度(令和8年度)入試に向けて、「推薦・書類選考・一般の3つのルート」と、「高得点勝負の一般入試」を勝ち抜くための徹底攻略戦略を詳述します。
I. 2026年度入試の全体構造:戦略的な「ルート選び」が合否を決める
法政二高の入試は、自分の内申点と実力に合わせて最適な出願方法を選ぶことが、合格への最短距離です。
1. 入試区分と2026年度の展望
- 推薦入試(書類選考・適性検査):
- 書類選考: 当日の試験はなく、内申点と実績で決まる。2026年度も内申基準は高止まりし、9教科合計「43〜45(オール5)」が実質的なボーダーになるでしょう。
- 適性検査: 内申基準(例:9教科38以上など)を満たした上で、国数英の筆記試験を受ける形式。
- 一般入試: 2026年2月11日(水・祝)実施。
- 科目: 国語・数学・英語(各100点)の計300点満点。
- 併願優遇: 制度としての「確約」はありませんが、オープン入試としての側面が強く、慶應・早稲田の附属校や横浜翠嵐などのトップ公立校を目指す層が「確実な合格」を取りにくるため、非常にレベルが高いです。
2. 2026年度の難易度予測
法政大学の人気に加え、私立無償化の定着により、2026年度は特に「女子」の一般入試倍率が4.0倍を超える激戦になると予測されます。男子も3.0倍前後で推移するため、1点の重みが他校以上に増しています。
II. 徹底分析:科目別攻略戦略
法政二高の一般入試は、「教科書レベルの徹底」と「典型問題の高速処理」が合否を分けます。
1. 【数学】(50分/100点):「典型問題のスピードマスター」
- 傾向: 大問5〜6題構成。大問1・2は小問集合。後半は「関数と図形」「円の性質」「確率」「空間図形」が頻出です。
- 2026年対策:
- 大問1・2での完勝: ここで40〜50点分あります。計算ミスは即・不合格に直結します。
- 関数と図形の融合: 座標平面上の面積の二等分や等積変形は、もはや「知っていて当たり前」のレベルまで習熟してください。
- 空間図形: 立体の切断や最短距離の問題が頻出です。断面図を素早く描く練習が必要です。
2. 【英語】(50分/100点):「リスニングと要約力」
- 傾向: 長文読解2題、文法・語彙、リスニング。2024年度から「作文」が廃止され、「読解の要約」が重視される形式に変更されています。
- 2026年対策:
- リスニング(配点大): 英検準2級〜2級レベルの音声が流れます。一度で内容を把握し、要点をメモする力を磨きましょう。
- 内容把握と要約: 英文を読み、その主旨を正確に日本語で理解・整理する力が問われます。
- 語彙の精度: 記述式の解答があるため、単語の綴りミスは致命的です。中学必修単語は100%書けるように。
3. 【国語】(50分/100点):「論説文の論理展開と古文基礎」
- 傾向: 論説・評論、小説、古文の3題構成。文章量は標準的ですが、設問が精巧です。
- 2026年対策:
- 接続詞への着目: 文脈を正確に追うため、接続詞を丸で囲みながら読む癖をつけてください。
- 古文の文法: 助詞・助動詞の基礎(特に「たり」「なり」「ぬ」などの識別)を固めれば、安定した得点源になります。
- 知識事項: 漢字、四字熟語、文学史などの知識問題で満点を狙いましょう。
III. 2026年度合格への時期別ロードマップ
| 時期 | 学習テーマ | アクション |
| 中3 夏まで | 内申点の確保と基礎固め | 9教科42以上を目指す。英検2級を取得し、英語の基盤を作る。 |
| 9月〜11月 | 実戦力の養成 | 駿台模試やW合格もぎで偏差値63〜65を目標に。推薦狙いは内申を最大化。 |
| 12月〜1月 | 法政二高特化・過去問演習 | 過去問10年分を3周。数学は「答えのみ」の形式に慣れ、ミスをゼロにする。 |
| 2月直前 | シミュレーション | ケアレスミス防止のルーチン化。武蔵小杉のキャンパスを下見し、意欲を高める。 |
IV. 合格を分ける「法政二高マインド」
法政二高は、自由な校風の中に「自立」を求める学校です。入試問題にも、単なる暗記ではなく、与えられた情報から論理的に答えを導き出す「思考のプロセス」が求められています。
また、書類選考を目指す場合は、内申点だけでなく、委員会活動や部活動でのリーダーシップ、ボランティア活動などの「プラスアルファ」もアピール材料になります。
V. 2026年・合格へのメッセージ
武蔵小杉の近代的なキャンパス。そこは、法政大学という広い世界へ続く最高の出発点です。2026年春、法政のエンジ色のフラッグがたなびく校舎で、あなたが新しい一歩を踏み出すことを信じています。

