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慶應義塾中等部 傾向と2026年入試対策

東京都港区三田に校舎を構える慶應義塾中等部は、福澤諭吉が唱えた「独立自尊」を体現する、日本で最も人気が高く、かつ最難関共学校の一つです。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、男女別の激戦を勝ち抜くための「超スピード処理能力」と、慶應特有の「教養力」、そして2次試験(面接・実技)の攻略法を網羅した徹底攻略ガイドを詳述します。


I. 2026年度入試の全体像:男女格差と2段階選抜の壁

慶應中等部の入試は、1次試験(筆記)と2次試験(面接・体育実技)に分かれます。

1. 募集定員と倍率の衝撃

  • 募集定員: 男子 約120名、女子 約50名。
  • 倍率の構造: 女子の倍率は例年5倍〜7倍に達し、首都圏最難関の争いとなります。男子も4倍前後で推移し、併願校として開成・桜蔭といった御三家層が流入するため、実質的なレベルは偏差値以上に高くなります。
  • 1次試験の通過ライン: 400点満点(各100点)のうち、男子は7割5分、女子は8割5分以上の得点が1次通過の目安です。2026年度は、女子において「満点に近い争い」になることが予想されます。

2. 2026年度の展望

大学入試改革の影響を受け、慶應義塾大学への高い進学率を持つ中等部の人気は不動です。2026年度は、社会や理科において「より多角的な思考」を問う小問が増える傾向にあり、ケアレスミス一つが不合格に直結する「超高精度・高速入試」となります。


II. 1次試験:科目別・徹底攻略戦略

中等部の最大の特徴は、「全科目45分(理社は計45分の場合もあり)」というタイトな時間設定です。

1. 【算数】(45分/100点):反射神経と「一行問題」の完勝

算数は難問を解く力よりも、標準問題を「秒殺」する力が求められます。

  • 傾向: 大問6〜7題。前半の計算・一行問題の比率が極めて高く、ここで45点分以上が決まります。
  • 2026年対策:
    • 計算の工夫: 分数・小数の混じった計算をいかに速く、正確に行うか。毎日10問の速算練習を課してください。
    • 図形の性質: 円、扇形、多角形の面積比・線分比が頻出。公式を覚えるだけでなく、図形を分割・合成する「視覚的センス」を磨きましょう。
    • 逆算と穴埋め: 空所補充形式(解答のみ)のため、途中のプロセスが正しくても結果が違えば0点です。見直しは「解きながら同時に行う」レベルまで習熟してください。

2. 【国語】(45分/100点):語彙・知識問題という「宝の山」

  • 傾向: 読解1題に対し、知識問題(ことわざ、慣用句、敬語、文学史、漢字)が非常に多いのが慶應中等部の特徴です。
  • 2026年対策:
    • 福澤諭吉と慶應義塾: 慶應にまつわる語彙や福澤諭吉の著作(『福翁自伝』など)に関する知識が問われることがあります。
    • 選択肢の消去スピード: 文章は比較的読みやすいですが、選択肢が紛らわしいです。キーワードを素早く抜き出す「スキャニング読解」を確立してください。

3. 【理科・社会】(各20〜25分程度/各100点):知識の広さと時事問題

  • 理科: 4分野から均等に出題。特に「天体」と「植物」の細かな知識、そして「物理の力学計算」が合否を分けます。
  • 社会: 歴史・地理・公民の基礎知識に加え、慶應中等部名物の**「超最新時事問題」**が出ます。
    • 2026年対策: 2025年12月までのニュース(国際情勢、環境会議、日本の法改正)はすべて網羅しておく必要があります。

III. 2次試験:面接・実技の「慶應らしさ」

1次試験を通過した者だけが挑む2次試験は、点数化されませんが、ここで「不合格」になるケースも少なくありません。

  1. 面接(受験生本人のみ/保護者同伴):
    • 独立自尊の体現: 「自分のことは自分でやる」姿勢が見られます。自分の趣味や、中等部で何をしたいかを「自分の言葉」でハキハキと語れるようにしましょう。
  2. 体育実技:
    • 運動能力よりも態度: 縄跳び、ボール投げ、反復横跳びなどが行われます。運動神経よりも、「指示を正確に聞く」「全力で取り組む」「順番を待つ態度」が見られています。

IV. 2026年度合格への時期別ロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 夏休みまで全範囲の穴をゼロにする四谷大塚・SAPIXの偏差値で男子65、女子70以上を安定させる。
9月〜11月スピードスター養成「慶應オープン模試」*を連打。過去問を30分(制限時間-15分)で解く訓練。
12月〜1月知識の最終総ざらい語彙・ことわざ・文学史・時事問題を毎日1時間。面接・実技のシミュレーション開始。
2月1〜2日1次試験の完遂三田のキャンパスの独特の雰囲気に飲み込まれず、淡々と問題を処理する。

V. 合格を分ける「中等部スピリット」

慶應中等部は、制服がなく(基準服はあるが自由)、生徒の自主性を最大限に尊重します。入試問題が「難解なパズル」ではなく「基礎の徹底」である理由は、「当たり前のことを、誰よりも正確に、素早く、誠実にこなせる人間」を求めているからです。

VI. 2026年・合格へのメッセージ

港区三田の地に集う、日本中のトップ層。その中で合格を勝ち取ることができるのは、最後の1秒まで見直しを怠らず、1点の重みを理解している受験生です。2026年2月、中等部の門をくぐり、自由な校風の中で「一生の友」と出会う日々を勝ち取ってください。

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