りんご塾開校しました!!!

東京都立小石川中等教育学校 入学試験の傾向と対策

東京都の公立中高一貫校の頂点に君臨し、「公立の中の開成」とも称される東京都立小石川中等教育学校。2026年度入試に向けて、その圧倒的な難易度と独自の「適性検査」を攻略するための徹底解剖ガイドをお届けします。


I. 小石川中等教育学校の正体:なぜ「最強」なのか

小石川は、かつての府立五中を前身とする伝統校であり、現在は「理数教育」「国際理解」「哲学」を柱とする中等教育学校(6年一貫)です。

1. 進学実績の衝撃

東大合格者数は例年15〜20名前後を維持し、国公立大学への現役合格率は驚異の50%を超えます。特筆すべきは、塾に頼り切らない「自学自習」の精神です。

2. 「小石川教養主義」

「理系も文系も、すべてを深く学ぶ」という全方位型のカリキュラムが組まれています。これが、入試問題(適性検査)の「全教科融合型」というスタイルに直結しています。


II. 2026年度入試の傾向と分析:3つの「適性検査」

小石川の入試は、一般的な私立中学の「算・国・理・社」ではありません。「適性検査I・II・III」という3つのハードルが設定されています。

1. 【適性検査I】国語的・論理的読解と作文(45分/100点)

  • 傾向: 二つの異なる文章(評論や随筆)を読み、共通するテーマを読み解きます。最後に「400字〜440字」の記述(作文)が課されます。
  • 2026年対策: 単なる感想文では0点です。「筆者の主張を整理し、自分の体験と結びつけ、論理的に構成する」力が必要です。
  • ポイント: 段落構成(序破急)の型を完璧にし、45分という極限状態で書き切るスピードを磨くこと。

2. 【適性検査II】資料分析・社会・算数的運用(45分/100点)

  • 傾向: 都立共通問題の形式をベースにしつつ、小石川独自の問題が含まれます。膨大なグラフや統計資料から「何が言えるか」を抽出し、計算で裏付ける能力を問います。
  • 2026年対策: 「なぜこのような変化が起きたのか?」という背景を、地理・歴史・公民の知識を使って40字程度で説明する練習を繰り返しましょう。

3. 【適性検査III】数理的思考・理科・独自問題(45分/100点)

  • 傾向: 小石川の合否を分ける最大の難関です。非常に高度な算数・理科の融合問題が出ます。特に「規則性」と「論理パズル」のような問題は、私立難関校(開成や麻布)の入試に近い思考レベルを求められます。
  • 2026年対策:
    • 「手を動かして試す」: 公式を当てはめるだけの問題は出ません。いくつか具体例を書いて規則性を見つける「実験的思考」が必須です。
    • 立体の切断や展開: 空間把握能力を問う問題が頻出です。

III. 科目別・合格への「突破口」

【算数・理科分野】小石川独自問題の攻略

小石川の算数は、答えが合っているだけでは不十分です。「考え方を説明しなさい」という問題が多く、採点官に自分の思考プロセスを伝える「数学的記述力」が求められます。

【国語・文系分野】440字作文の書き方

小石川が求めるのは、中学生らしい純粋さと、大学生のような論理性を併せ持った文章です。

  1. 第一段落: 筆者の主張の要約。
  2. 第二段落: 自分の具体的なエピソード(失敗や工夫)。
  3. 第三段落: そのエピソードから得た学び。
  4. 第四段落: 今後の生活や社会にどう生かすか。このフォーマットを軸に、どんなテーマ(友情、科学、伝統など)が来ても当てはめられるようにトレーニングします。

IV. 2026年度合格へのロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 春〜夏私立向け基礎の完成適性検査の土台は「圧倒的な基礎知識」です。私立4科目の基礎を固めます。
9月〜11月適性検査特訓「銀本」(全国公立中高一貫校問題集)で、他県の難問にも触れます。
12月〜1月小石川模試と過去問過去10年分の過去問を、時間を10分短縮して演習します。
2月3日本番1時間目の適性Iで失敗しても引きずらない強靭なメンタルで挑む。

V. 合格のために必要な「報告書(内申点)」の戦略

小石川は「適性検査」だけでなく、小学校での成績である「報告書(あゆみ)」も点数化されます。

  • 配点: 適性検査800点 + 報告書200点 = 1,000点満点。
  • 対策: 5年生・6年生の成績が対象となります。体育、音楽、図工、家庭科などの副教科も「すべて3(大変よい)」を目指す必要があります。小石川受検生にとって、学校のテストで満点を取るのは「当たり前」の前提です。

VI. 最後に:小石川が求めている「才能」とは

小石川の門を叩く君たちに求められているのは、「正解のない問いに対して、粘り強く考え続ける力」です。適性検査IIIで全く手が出ないような問題に出会ったとき、そこで諦めるか、それとも1点でももぎ取ろうと食らいつくか。その姿勢を小石川は見抜いています。

2026年2月3日、小石川の門をくぐるのは、誰よりも深く、そして楽しんで「思考」を続けたあなたです。

タイトルとURLをコピーしました