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千葉県立東葛飾中学校 入学試験の傾向と対策

千葉県北西部の最難関校として、県立千葉中学校と双璧をなす千葉県立東葛飾中学校(通称:東葛中)。2016年の開校以来、もともとの県立東葛飾高校が持つ「自主自律」の精神と、中高一貫による圧倒的な進学実績の伸びが期待され、毎年極めて高い倍率を維持しています。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、合格を確実にするための「思考の柔軟性」と「記述の緻密さ」を磨くための攻略ガイドを徹底解説します。


I. 東葛中入試の特異性と2026年度の展望

東葛中の入試は、県立千葉中と同様に「二段階選抜」を採用しています。しかし、問題の傾向や学校が求める生徒像には、東葛独自のカラーがあります。

1. 二段階選抜のスケジュール

  • 一次検査(12月上旬): 基礎的な適性検査。受検生を定員の約4倍に絞り込みます。
  • 二次検査(1月下旬): 独自性が強い高度な適性検査。これに加え、「グループ面接」と報告書(内申点)で最終合格者が決まります。

2. 2026年度の難易度予測

東葛飾エリア(柏・松戸・流山周辺)の人口流入と、TX(つくばエクスプレス)沿線の私立難関校志望層の併願により、偏差値は64〜66(四谷大塚)の高水準で安定しています。2026年も、男女各40名という極めて狭き門を巡る争いは激化するでしょう。


II. 適性検査の傾向:科目別の徹底攻略

東葛中の適性検査は、単なる知識の有無ではなく、「複数の情報を組み合わせて、新しい解決策を導き出す力」を徹底的に問います。

1. 【適性検査I】文系・社会・国語融合分野

  • 傾向: 千葉県共通の形式をベースに、東葛地区や千葉県全体の歴史、産業、環境を題材にします。文章量が多く、会話文の中から重要な情報を抽出する力が求められます。
  • 2026年対策: 「自分の考えを400字程度でまとめる作文」は必須です。東葛中の作文は、抽象的なテーマよりも、具体的な資料(グラフや表)に基づいた論理的な主張が好まれます。
  • キーワード: 「資料の裏付け」。自分の思い込みではなく、提示された数字を根拠にする練習を積んでください。

2. 【適性検査II】理系・算数・理科融合分野

  • 傾向: 東葛中の合否を分ける最大の難所です。特に算数分野では「規則性」「場合の数」「図形の移動」が非常にハイレベルに出題されます。
  • 特徴: 数値だけを答えるのではなく、「なぜそう考えたのか」を言葉や図で説明させる記述量が非常に多いのが特徴です。
  • 2026年対策: 初見のルールが提示されたとき、実際に手を動かして「実験(書き出し)」ができるかどうかが勝負です。
    • 理科的要素: 実験結果の予測や、誤差が生まれた原因を考察させる問題に慣れておく必要があります。

III. 東葛中独自の壁:「二次検査」と「グループ面接」

二次検査は、より深く、より多角的な思考を求められます。

1. 適性検査(二次)の深度

一次検査に比べ、記述の自由度が高くなります。2026年度は、SDGs(持続可能な開発目標)や地域のまちづくりといった、「社会課題への解決策」を理数的な視点も含めて提案させる問題に注目です。

2. グループ面接の攻略

東葛中の面接は、個別の質疑応答ではなく、受検生同士でのディスカッション形式になることが多々あります。

  • 評価ポイント: 「自分が目立つこと」ではなく、「グループ全体の議論をどう前進させたか」
  • 対策: 塾の模試などを利用し、他人の意見に耳を傾け、「〇〇さんの意見を受けて、私はこう考えました」と繋げるトレーニングをしましょう。

IV. 報告書(内申点)の戦略的準備

東葛中は「オールマイティな秀才」を求めています。

  • 対象: 小学校5・6年生の成績。
  • 内申点の重み: 当日の検査が1点差を争うため、報告書に「2(よい)」があるのは大きな不安要素になります。
  • 副教科の重要性: 「自主自律」を重んじる校風から、行事への参加姿勢や副教科(図工・体育・音楽・家庭科)でも「3(大変よい)」を確保しておくことが、心理的なアドバンテージになります。

V. 2026年度 合格への年間ロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 春〜夏私立最難関の土台作り四谷大塚の予習シリーズ等で、6年生までの算数・理科の全範囲を終わらせる。
9月〜11月適性検査形式の習熟千葉県公立中高一貫校の過去問を「時間を10分短縮」して解く。
12月一次検査突破ケアレスミスをゼロにする「見直し習慣」の徹底。
1月記述・面接の最終調整東葛中の独自形式、グループ面接のシミュレーションを繰り返す。

VI. 最後に:東葛飾中を目指す君へ

東葛中の校章には、伝統ある「羊」がデザインされています。これは「正義」や「群れを成さない自立心」を象徴しています。入試問題も、誰かの真似ではなく「あなた自身がどう考えたか」を問いかけてきます。

合格の先には、私服登校が認められ、自由な校風の中で自分の専門性を磨ける素晴らしい6年間が待っています。2026年、柏の地で合格通知を手にするのは、最後まで「なぜ?」を問い続けたあなたです。

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