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青山学院中等部 入学試験の傾向と対策

東京都渋谷区の一等地にキャンパスを構える青山学院中等部。その洗練された校風と、青山学院大学への高い内部進学率から、首都圏でも屈指の人気と難易度を誇ります。

2026年度(令和8年度)入試は、2月2日が日曜日(サンデーショック)となる影響で、例年の2月2日から「2月3日(月)」へと入試日が変更されるという極めて重要な局面を迎えます。この変更により、2月1日・2日の最難関校(御三家など)合格者が併願として流入し、例年以上の激戦が予想されます。

合格を勝ち取るための傾向と対策を、教科別に徹底解剖します。


I. 入試の基本構造と2026年度の展望

青山学院中等部の入試は、偏差値以上に「正確性」と「スピード」、そして「女子の熾烈な争い」が特徴です。

1. 入試データと合格ライン(300点満点)

  • 配点: 算数(100点/50分)、国語(100点/50分)、理科(50点/25分)、社会(50点/25分)
  • 合格最低点(2025年度):
    • 男子: 174点(得点率 約58%)/ 倍率 4.0倍
    • 女子: 188点(得点率 約63%)/ 倍率 5.5倍

分析: 男子は6割強、女子は7割近くを目指す必要があります。特に女子は「1点のミス」が不合格に直結する非常にハイレベルな戦いです。

2. 2026年度の特殊要因:サンデーショック

2026年は入試日が2月3日にスライドします。これにより、以下の併願パターンが増加します。

  • 男子: 2月1日(開成・麻布)、2月2日(本郷・聖光学院)→ 2月3日(青学)
  • 女子: 2月1日(桜蔭・女子学院)、2月2日(豊島岡・慶應中等部)→ 2月3日(青学)受験生層のレベルが一段階上がることが予想されるため、標準問題での失点は絶対に許されません。

II. 算数の傾向と対策:処理能力の限界に挑む

算数は、難問奇問は少ないものの、とにかく「問題数が多い(大問10〜14題、小問20〜25問)」のが特徴です。

1. 傾向:前半の正確性と後半の取捨選択

  • 構成: 大問1〜5程度は基礎的な計算と一行問題。後半に図形や規則性の応用問題が並びます。
  • 頻出単元:
    • 図形: 「図形を折る」「相似と面積比」「回転体」が毎年必ず出題されます。
    • 割合・比: 食塩水、売買損益、仕事算。
    • 規則性: カレンダーや数の並び、水槽の容積変化。

2. 2026年対策

  • 「50分で25問」の壁: 1問にかけられる時間は2分弱です。分からない問題を2分以上考えない「損切り」の勇気が必要です。
  • 途中式の書き方: 記述式ではないものの、ミスを防ぐために整然と式を書く練習をしましょう。
  • 特訓単元: 過去問10年分を解き、「青学特有の図形の折り返し」のパターンを暗記するレベルまで解き込んでください。

III. 国語の傾向と対策:1万字を超える「多読」の試練

国語は、算数以上に時間の余裕がありません。試験開始と同時に凄まじい勢いでペンを走らせる必要があります。

1. 傾向:文章量と「詩」の出題

  • 文章量: 物語文、説明文、随筆など大問4〜5題。合計文字数は10,000字〜12,000字に達することもあります。
  • 詩の出題: 毎年必ず「詩」が1題出題されるのが青学の最大の特徴です。表現技法(比喩、擬人法など)の知識だけでなく、詩全体のテーマを読み取る力が問われます。
  • 設問形式: 選択肢と抜き出しが中心。記述は20〜50字程度の短いものが数問です。

2. 2026年対策

  • 速読力の強化: 普段から長い文章を「1分間に1,000字以上」のペースで、内容を把握しながら読む訓練を。
  • 詩の対策を怠らない: 塾のカリキュラムで後回しにされがちな「詩」ですが、青学志望者は10月以降、徹底的に詩の演習を行う必要があります。
  • 語彙の精度: 漢字の書き取りやことわざ、慣用句で稼ぐのが青学合格の鉄則です。

IV. 理科・社会の傾向と対策:知識の「反射」が求められる

理科・社会は各25分しかありません。考え込む時間はなく、知識を反射的にアウトプットする力が求められます。

1. 理科(50点/25分)

  • 傾向: 生物・地学分野は図鑑レベルの知識を問われることもあります。物理・化学分野は基本的な計算がメイン。
  • 対策: 「ふり子」「てこ」「中和」などの典型計算を秒速で解けるように。また、時事的な科学ニュース(自然災害や天体現象)も頻出です。

2. 社会(50点/25分)

  • 傾向: 地形図、雨温図、統計資料の読み取りが非常に多いです。歴史は並べ替え問題が頻出。
  • 対策: 「地形図」の読解は徹底的に仕上げてください。また、青山学院という校風から、国際連合やSDGs、キリスト教に関連する歴史などの「グローバル・時事」に関わる問題に強くなっておく必要があります。

V. 合否を分ける「面接」と「内申」の都市伝説

青山学院中等部には、かつて「適性検査」としての面接や、小学校の報告書が重視されると言われてきました。

  • 現状: 現在、以前のような保護者同伴の面接などは廃止されていますが、「本校への志望順位」や「小学校での生活」は、ボーダーライン上に並んだ際の判断材料になると考えられています。
  • 対策: 欠席日数が極端に多くないか、学校の成績で「1」がついていないかなど、基本的な生活態度を整えておきましょう。

VI. 2026年度 合格へのロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 夏休み全範囲の習熟4教科の基礎知識を穴なく埋める。算数のスピードアップ。
9月〜11月過去問と詩の対策サンデーショックを意識し、2月3日の他校併願パターンを想定。
12月〜1月25分・50分の時間管理過去問を10分短縮して解き、プレッシャー下での正確性を磨く。
2月3日本番女子は特に、ケアレスミス一つが致命傷になることを自覚し、冷静に挑む。

青山学院中等部は、努力がそのまま「処理速度」として現れる試験です。難問を1問解く力よりも、「標準問題を100問ミスなく解く力」を磨き上げてください。

2026年度中学入試最新志願者動向

このビデオでは、2026年度中学入試の最新動向について解説されており、サンデーショックの影響を受ける青山学院中等部などの難関校の志願者予測を把握するのに役立ちます。

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