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早稲田大学高等学院中学部 傾向と2026年入試対策

東京都練馬区に所在する早稲田大学高等学院中学部(以下、学院中学部)は、早稲田大学の直系附属校として、ほぼ100%の生徒が早稲田大学へ進学する、男子受験生にとって最高峰の志望校の一つです。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、「思考のプロセスを問う難問」と「膨大な記述量」をいかに攻略するか、徹底的に解説します。


I. 2026年度入試の全体像:附属校人気の頂点

学院中学部は、早稲田中学校(系属校)とは異なり、早稲田大学と「一蓮托生」の教育を行う直系校です。そのため、大学入試改革に左右されない「本質的な学び」を求める層から絶大な支持を受けています。

1. 入試方式と募集定員

  • 一般入試: 2月1日実施。募集 約120名。
  • 配点: 国語(100点/50分)、数学(100点/50分)、社会(80点/40分)、理科(80点/40分)の計360点満点。
  • 合格ボーダー: 例年、得点率6割強(220〜230点付近)が合格ライン。難化した年は6割を切ることもありますが、2026年度は附属校人気の高まりから、ハイレベルな得点争いが予想されます。

2. 2026年度の展望

2025年度からの新課程移行に伴い、社会や理科において「統計データの活用」や「多角的な視点」を問う問題がさらに強化される傾向にあります。単なる暗記では太刀打ちできない「初見の資料」を読み解く力が、合否を分ける最大の焦点です。


II. 科目別・徹底攻略戦略:学院が求める「論理の力」

1. 【数学】「誘導」を乗りこなし「規則」を掴む

算数は、受験生の間で最も差がつく科目です。難易度は極めて高く、中学数学の先取り的な思考も一部要求されます。

  • 傾向: 大問4〜5題。頻出分野は「数の性質」「平面・立体図形」「速さとグラフ」。
  • 2026年対策:
    • 誘導に乗る力: 学院の算数は(1)が(2)の、(2)が(3)のヒントになっている「連問形式」が特徴です。出題者の「この道筋で考えてほしい」という意図を汲み取る練習を積みましょう。
    • 調べ上げの徹底: 規則性の問題では、泥臭く手を動かして書き出し、その中に潜む法則性を見つけ出す「粘り強さ」が求められます。
    • 立体図形の切断: 切断面がどのような形になり、どこを通るかを正確に作図する力は必須。

2. 【国語】「文章全体」を俯瞰する記述力

  • 傾向: 説明文・論説文1題、小説・物語文1題。文章量は合計8,000〜10,000字に及ぶこともあり、速読力が必要です。
  • 2026年対策:
    • 60〜100字の記述: 単なる抜き出しではなく、本文の言葉を再構成して自分の言葉でまとめる記述が複数出題されます。「AだからBである」という論理構成を意識しましょう。
    • 選択肢の吟味: 選択肢が非常に巧妙です。本文の細部だけでなく、筆者の主張や登場人物の心情の変化を「全体」から捉える力が必要です。

3. 【社会】「記述の量」と「時事の深さ」

学院中学部の中で、最も特徴的なのが社会です。

  • 傾向: 大問5〜6題。地理・歴史・公民の融合問題が多く、合計400〜600字程度の記述が課されます。
  • 2026年対策:
    • 「なぜ?」を説明する力: 用語を覚えるだけでなく、「なぜこの政策が行われたのか」「なぜこの産業がこの地域で盛んなのか」を因果関係で説明できるようにしてください。
    • 時事問題への感度: 2026年度入試では、2025年に起きた国際紛争、日本の選挙制度、環境規制の変更などが、歴史的背景と絡めて出題される可能性が高いです。
    • 統計資料の分析: 初見のグラフから傾向を読み取り、現代社会の課題と結びつける練習を。

4. 【理科】「実験考察」と「精緻な計算」

  • 傾向: 4分野から均等に出題。物理の力学、化学の計算問題が重厚です。
  • 2026年対策:
    • 実験データの読み取り: 実験結果の表から比例関係や変化の法則を導き出す問題が頻出。
    • 物理・化学の計算: 比を使った計算や、過不足のある化学反応など、精度の高い計算力が求められます。
    • 時事的な科学ニュース: 天文現象や環境技術など、最新の科学トピックが導入文に使われることが多いです。

III. 2026年度合格への時期別ロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 夏休みまで全範囲の基礎の完成SAPIXや四谷大塚のマンスリー/合判で偏差値63以上を目指す。
9月〜11月記述力強化と過去問開始学院特化の添削指導を受ける。社会の記述練習を毎日1題。
12月〜1月学院特化・過去問演習過去問15年分を周回。数学の「調べ上げ」と「誘導」のパターンを体に染み込ませる。
2月1日 本番タフな精神力難問に直面しても「自分が解けない問題は誰も解けない」という自信を持つ。

IV. 合格を分ける「学院マインド」:自主自律の精神

学院中学部は「制服がない」「校則がほとんどない」ことで知られますが、それは「自ら律することができる」ことが前提です。入試問題も、誰かに言われた解法をなぞるのではなく、自分で問いを立て、答えに辿り着こうとする「自律的な思考」を評価するように作られています。

V. 2026年・合格へのメッセージ

石神井公園の豊かな自然に隣接するキャンパス。そこは、早稲田大学という巨大な海へ漕ぎ出すための、最高に自由で刺激的な港です。2026年2月1日、厳しい戦いの先に待つのは、一生の友と、無限の可能性です。

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