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神奈川県立相模原中等教育学校 入学試験の傾向と対策

神奈川県相模原市に位置する神奈川県立相模原中等教育学校(相模原中等)は、2009年の開校以来、神奈川県内屈指の公立中高一貫校として、東大をはじめとする最難関大学へ多数の合格者を輩出しています。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、「作業力の適性I」と「思考・記述の適性II」、そして合否を大きく左右する「報告書」のトリプル攻略法を徹底的に解説します。


I. 2026年度入試の全体構造:3つの評価軸

相模原中等の選抜は、適性検査の点数と、小学校での歩み(報告書)の合計点で決まります。

1. 選抜基準と配点(合計800点満点)

  • 適性検査I: 300点(45分)
  • 適性検査II: 300点(45分)
  • 報告書(内申点): 200点(小学校5年・6年の成績)

ポイント: 以前は報告書の配点が高い「内申重視」のイメージがありましたが、現在は適性検査が計600点。当日の試験で逆転が可能な構造になっています。

2. 偏差値と倍率の目安(2026予測)

  • 偏差値: 62(四谷大塚Aライン80偏差値)
  • 倍率: 男女ともに 5〜7倍 前後。女子の倍率が男子を上回ることが多く、わずか数点の差に数百人がひしめく超激戦区です。

II. 適性検査Iの傾向と対策:圧倒的な「作業力」

適性検査Iは、一般的に「文理融合型」と呼ばれますが、相模原中等の場合は「情報処理のスピードと正確性(作業力)」が合否を分けます。

1. 傾向:大問4題・45分の時間との戦い

  • 構成: 文系型2題、理系型2題の構成が多いです。
  • 特徴: 問題文が非常に長く、資料(グラフ、表、地図)の量が膨大です。会話文の中から「隠されたルール」を素早く見つけ出し、計算や整理を行う必要があります。
  • 作文問題: 例年、最後の大問に「活動報告や恩返し」をテーマにした自分の考えを書く問題が出ます。

2. 2026対策:スキャニング能力の養成

  • 「飛ばす」勇気: 45分で全てを解き切るのは至難の業です。詰まったら次へ行く「損切り」の判断が重要です。
  • 条件整理の徹底: 表を自分で書き足し、情報を一元化する訓練を行いましょう。
  • 作文の先制攻撃: 最後の大問(作文的記述)は配点が高く、書きやすいため、試験開始直後にまずここを片付ける戦略も有効です。

III. 適性検査IIの傾向と対策:深い「思考・記述力」

適性検査IIは、適性Iとは対照的に、「一つのテーマを深く考え、論理的に説明する力」が問われます。

1. 傾向:文系読解と理系思考の融合

  • 構成: 文系読解1題、理系思考問題3題が一般的。
  • 特徴: 「資料の中から最も共感するものを選び、その理由を述べよ」といった、正解が一つではない記述問題が目立ちます。
  • 理系分野: 初見の科学的現象やパズル的な問題が出ます。基礎知識をその場で応用する柔軟性が必要です。

2. 2026対策:論理的な「記述の型」を作る

  • 理由説明の練習: 「〇〇だから、××である」という因果関係を明確にする書き方をマスターしてください。
  • 資料の相関関係: 複数のグラフを見て、「Aが増えるとBが減る」といった共通点や相違点を見抜く目を養いましょう。

IV. 合否の鍵:報告書(内申点)の戦略

相模原中等は、報告書の配点(200点)を侮ってはいけません。

  • 対象学年: 5年生と6年生の成績。
  • 理想のスコア: 全教科(8〜9教科)で「3(大変よい)」を揃えるのが、受検生の中でのスタンダードです。
  • 副教科の重要性: 体育、音楽、図工、家庭科で「2」があると、適性検査で大きなハンデを背負うことになります。学校のテストや提出物、授業態度を最高レベルに保つ必要があります。

V. 2026年度合格へのロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 春〜夏理数基礎と語彙算数の特殊算、理科の計算、社会の用語を固める。
9月〜11月神奈川共通問題演習相模原・平塚中等の過去問に加え、横浜市立校の問題にも触れる。
12月〜1月タイムマネジメント45分を「40分」に設定して過去問を解き、焦りへの耐性をつける。
2月3日本番圧倒的な問題量に怯まず、「取れるところで取る」を完遂する。

VI. 最後に:相模原中等が求める「君」へ

相模原中等の入試は、「膨大な情報から必要なものを選び出し、自分の考えとして出力できるか」という、まさに現代社会で求められる力を試しています。

合格の先には、東大現役合格率も高いハイレベルな環境と、6年間を共にする最高の仲間が待っています。

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