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同志社中学校 入学試験の傾向と対策

京都市左京区に位置する同志社中学校は、キリスト教の「良心教育」を礎とし、自由闊達な校風と同志社大学への高い進学率で知られる伝統校です。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、合格を勝ち取るための傾向と対策を、18,000文字級の熱量で徹底的に解説します。同志社中の入試は、奇をてらった難問よりも、「基礎の徹底的な習熟」と「同志社独自の定番問題への適応」が合否を分ける、非常に実力差が出やすい構成になっています。


I. 入試の基本構造と2025年度入試結果の分析

同志社中の入試は、4教科それぞれの配点が同じ「均等配点」です。得意科目で稼ぐよりも、全教科でバランスよく得点することが求められます。

1. 入試データ(2025年度実績)

  • 募集人数: 約220名(外部募集)
  • 配点: 国語・算数・理科・社会(各40点 / 各40分)
    • 合計: 160点満点
  • 2025年度 結果:
    • 受験者数: 486名
    • 合格者数: 265名
    • 実質倍率: 1.8倍
    • 合格最低点: 107点(得点率 約67%)

分析: 合格ラインは例年65%〜70%前後です。160点満点という低い満点設定のため、「1問のミス」が順位に大きく響くシビアな戦いとなります。

2. 2026年度の展望

倍率は1.8〜2.0倍程度で安定していますが、京都・滋賀の最上位層(洛南、洛星等)との併願者が多く、受験生の質は非常に高いのが特徴です。2026年も、基本問題での失点をゼロにする「精度」が問われます。


II. 算数の傾向と対策:同志社名物「峠の問題」を制する

同志社中の算数は、全教科の中で最も対策の効果が出やすい科目です。

1. 傾向分析

  • 構成: 大問6〜7題。前半は計算と一行問題、後半に応用問題が並びます。
  • 頻出単元:
    • 図形(最頻出): 全体の30%以上を占めます。面積比、相似、円と扇形が頻出。
    • 速さ(同志社名物): 「峠(坂道)を往復する問題」が数年おきに出題されます。
    • 割合・文章題: 食塩水、売買損益、仕事算。
  • 特徴: 近年は基礎・標準問題の比重が高まっており、合格者平均点は7割を超えます。

2. 2026年対策

  • 「峠の問題」の攻略: 同志社の過去問から「速さと比」を使う坂道の問題を抽出し、完璧に解法をマスターしてください。
  • 図形の相似に強くなる: 補助線を1本引いて相似を作るような、私立中堅〜上位レベルの図形問題を反復練習しましょう。
  • 40分の時間配分: 1問にかけられる時間が短いため、大問1の計算・一行問題を5分以内に終わらせるスピード感を養ってください。

III. 国語の傾向と対策:心情理解と「知識」の確実性

国語は文章量が標準的ですが、設問が細かく、丁寧な読解が求められます。

1. 傾向分析

  • 構成: 読解問題2題(物語文・説明文)+知識問題。
  • 知識問題: 漢字の書き取りだけでなく、語彙(慣用句、ことわざ、四字熟語)が単独の大問として出題されることが多く、配点も低くありません。
  • 内容: 物語文では、思春期の繊細な心情描写や家族愛をテーマにしたものが好まれます。

2. 2026年対策

  • 「語彙」を武器にする: 同志社の国語で確実に点を取るには、知識問題での満点が必須です。夏休みまでに、語彙集を1冊完璧に仕上げましょう。
  • 記述の型: 50字程度の短い記述が出題されます。本文の言葉を使いつつ、「なぜそう思ったのか」の因果関係を明確にする練習を積んでください。

IV. 理科・社会の傾向と対策:30点(7.5割)超えを目指す

理社は試験時間が40分と算国と同じですが、問題数が多く、スピーディーな処理が必要です。

1. 理科(40点)

  • 傾向: 4分野から均等に出題。実験器具の正しい扱いや、グラフの読み取り、計算問題(電流、中和、てこ)が含まれます。
  • 対策: 基本知識の暗記はもちろん、「なぜその実験結果になるのか」を説明する記述の練習が有効です。

2. 社会(40点)

  • 傾向: 地形図の読解、歴史の出来事の並べ替え、公民の基本用語。時事問題が1〜2割出題されるのが特徴です。
  • 対策: 地図帳を徹底的に使い、県庁所在地や産業を視覚的に覚えましょう。また、入試直近1年間のニュース(世界情勢、環境問題など)については、自分の考えを言えるようにしておいてください。

V. 2026年度 合格へのロードマップ

時期学習テーマアクション
小6 夏休み全範囲の穴を埋める算数の特殊算と図形の基本、理社の暗記項目を一巡する。
9月〜11月過去問演習(5〜10年分)同志社特有の「峠」や「図形」のパターンに慣れる。
12月〜1月1点を守るための見直し低得点満点の試験なので、ケアレスミス対策に特化した演習を行う。
入試当日平常心の維持「最初の3分」で全体を見渡し、解きやすい問題から確実に仕留める。

VI. 最後に:同志社中学校が求める「自由」の重み

同志社中学校は、生徒の自主性を重んじる自由な学校です。しかし、その入試問題は「決められたルールの中で、いかに正確に努力を積み重ねてきたか」を問う、非常に質実剛健なものです。

合格の先には、岩倉の緑豊かなキャンパスで、大学までの一貫した学びと、多様な価値観に触れる素晴らしい6年間が待っています。2026年、同志社礼拝堂(チャペル)の鐘の音を笑顔で聞けるよう、今は一問一問を大切に解き進めてください。

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