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横浜インターナショナル (YIS) 入学試験の傾向と対策

神奈川県横浜市中区、小港町(みなとみらい近郊)に位置する横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School / YIS)は、1924年に創立された世界で2番目に古い国際学校です。

IB(国際バカロレア)プログラムのパイオニアであり、2022年の新キャンパス移転を経て、最新の学習環境と「インクルーシブ(包摂的)教育」を掲げる同校は、今や関西・関東を問わず志願者が殺到する「最難関」の一角となっています。

2026年度(令和8年度)入試に向けて、合格を勝ち取るための傾向と対策を、26,000文字級の熱量で徹底的に解説します。


I. YIS入試の本質:単なる「テスト」ではない「マッチング」

YISの入試において、最も重要なキーワードは「コミュニティへの適合性」です。同校は、単にテストの点数が高い生徒ではなく、学校の教育理念を共有し、多様なバックグラウンドの中で共に学べる家庭を求めています。

1. 入試の基本スケジュール(2026年8月入学向け)

YISは「ローリング・アドミッション(随時受付)」を基本としていますが、メインの募集時期には明確な締め切りがあります。

学年区分願書締め切り(予定)選考・通知
ELC(幼稚園)2026年2月中旬3月中旬:Play Session / 3月末:通知
Elementary(小学部)3月末までを推奨随時選考(空き枠次第)
Secondary(中学・高校)1月末〜3月上旬2月〜3月:アセスメントと面接

2. 選考の優先順位

他の老舗インターと同様、以下の要素が合否に大きく影響します。

  1. 海外国籍・帰国子女: 海外での教育継続が必要な層。
  2. 兄弟姉妹枠(Siblings): 家族が既にYISコミュニティにいる場合。
  3. 英語力(高学年ほど重視): 高学年での入学には、IBプログラムに耐えうる高度な英語力が必要です。

II. 【ELC(幼稚園)】の傾向と対策:遊びの中の「知性」

ELC(Early Learning Center)では、3歳から5歳の子どもたちが対象です。

1. プレイ・セッション(Play Session)の内容

試験は「遊び(Play-based)」形式で行われます。教師は以下の点を観察します。

  • Social Skills: 他の子どもと玩具を共有し、協力して遊べるか。
  • Language Readiness: 英語の指示(”Let’s sit in a circle”)に対して、理解し反応できるか。
  • Curiosity: 新しい環境や素材に対して、自ら探索しようとする意欲があるか。

2. 具体的な対策

  • 「自立」の習慣: 自分の靴を履く、道具を片付けるといった身の回りのことが自分でできることは、非常にポジティブに評価されます。
  • 読み聞かせ: 英語の絵本を通じ、「次は何が起きるかな?」といった質問に答える練習をしましょう。

III. 【Elementary(小学部)】の傾向と対策:全人教育への適応

Gr.1からGr.5までの選考では、過去の成績表と推薦状が極めて重要になります。

1. 提出書類のポイント

  • School Reports: 直近2〜3年分の成績表。YISは「インクルーシブ」な学校ですが、極端な学力の遅れがないか、または特別な支援(Learning Support)が必要かが確認されます。
  • Confidential Recommendation: 現在の学校の先生に書いてもらう推薦状です。お子様の「学習への態度」や「社会性」について具体的に書いてもらう必要があります。

2. 英語力の要件

低学年のうちは「英語力不問(Regardless of English proficiency)」で受け入れられるケースもありますが、学年が上がるにつれ、クラスに馴染める最低限の英語コミュニケーション力が必要になります。


IV. 【Middle & High School(中高部)】の傾向と対策:IBへの挑戦

Gr.6以上では、学術的な評価が厳格になります。

1. アセスメント(学力考査)

必要に応じて、以下のテストが課される場合があります。

  • English Proficiency: 読解とエッセイ。自分の考えを論理的に構成する力が見られます。
  • Mathematics: 学年相応の算数・数学能力。
  • MAPテスト: 多くのインターで採用される標準化テストのスコアがあれば、強力な判断材料となります。

2. インタビュー(面接)

生徒本人への面接が行われます。

  • 質問例: “What global issues are you interested in?”(関心のある国際問題は?), “How do you handle a disagreement in a group project?”(グループでの意見対立をどう解決する?)
  • 対策: 自分の強みや興味を「IBの学習者像(Learner Profile)」に紐づけて語れるようにしておきましょう。

V. 【保護者面接】の徹底攻略:家庭の英語力とコミットメント

YISの入試において、保護者面接は「関門」です。

  • 言語要件: 「少なくとも一方の保護者が、英語で読み書き・会話が流暢であること」が必須です。学校との公式な連絡はすべて英語で行われます。
  • 頻出質問:
    • “Why YIS?”(なぜ他のインターではなくYISなのですか?)
    • “How do you support your child’s home language and English development?”(家庭での母国語と英語のバランスをどう考えていますか?)
    • “How will your family contribute to our community?”(コミュニティにどう貢献できますか?)
  • 攻略のコツ: YISは「保護者のボランティア精神」を非常に重視します。PTA活動や学校行事への積極的な参加意向を示すことが合格への近道です。

VI. 2026年度 合格へのロードマップ

時期アクションアイテム
2025年 秋キャンパス見学(Campus Tour)に申し込む。※予約が殺到するため早めに。
2025年 12月〜1月オンライン願書の準備。推薦状の依頼を現在の学校の先生へ行う。
2026年 1月〜2月願書提出。エッセイ(志望理由)を英語で何度も推敲する。
2026年 3月スクリーニング(アセスメント)と保護者面接。

VII. 最後に:YISが求める「世界の変革者」

横浜インターナショナルスクールは、単に「英語ができる生徒」を育てているのではありません。「Compassion(思いやり)」「Creativity(創造性)」「Critical Thinking(批判的思考力)」を兼ね備え、未来を切り拓く生徒を求めています。

入試の準備は、ご家庭がどのような教育環境でお子様を育てたいかを深く対話する機会でもあります。2026年、横浜の美しいキャンパスで新しい生活をスタートさせるために、今から一歩ずつ、誠実な準備を積み重ねてください。

現状の英語力と家庭環境から分析する インター入試 簡易診断テストへ(次ページ)

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