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岡山県立岡山大安寺中等教育学校 入学試験の傾向と対策

岡山県立岡山大安寺中等教育学校(以下、岡山大安寺)の入学試験について、2026年度(令和8年度)入試に向けた最新動向と、合格を勝ち取るための極めて詳細な対策を解説します。

岡山大安寺は、岡山県内でも屈指の進学実績を誇る公立中高一貫校です。「高い知性、豊かな感性、強い意志」を校訓に掲げ、医学部や難関国立大学への合格者を多数輩出しています。その入試(適性検査)は、知識の量ではなく、「情報を整理し、論理的に考え、自分の言葉で表現する力」が極めて高いレベルで問われます。


1. 岡山大安寺入試の全体像と「2026年動向」

岡山大安寺の選抜は、「適性検査(I・II)」「面接」「調査書(内申書)」の3つの要素で総合的に判定されます。

1-1. 選抜の仕組みと配点

  • 適性検査I(理系・算数領域):45分 / 100点
  • 適性検査II(文系・言語領域):45分 / 100点
  • 面接:グループ面接形式(点数化はされないが、A〜C等の段階評価)
  • 調査書:小学校5年生・6年生の評定(「あゆみ」の成績)が対象

1-2. 2026年度入試の展望と倍率

近年の倍率は2.5倍〜3.5倍程度で推移しています。岡山操山や倉敷天城と並び、県内の最優秀層が集中します。2026年度も「思考力重視」の傾向は変わらず、特に「SDGs」「情報モラル」「地域課題」といった現代的なテーマが、理系・文系どちらの検査にも反映される可能性が高いです。


2. 【適性検査I】数理的分析と課題解決(算数・理科領域)

適性検査Iは、主に算数・理科の知識をベースにした、図形、規則性、実験データの解析問題が出題されます。

2-1. 出題傾向:図形と条件整理が「合否の分かれ目」

岡山大安寺の適性Iは、県内共通問題に加え、独自色の強い問題が出ることがあります。

  • 算数分野(課題1・2):特に「立体図形」と「場合の数・規則性」が頻出です。
    • 単純な計算ではなく、「立方体を積み上げた時の表面積の変化」や「最短経路の組み合わせ」など、頭の中で立体を動かす力が求められます。
  • 理科分野(課題3):実験結果のグラフや表を読み取り、そこから導き出される結論を記述させます。
    • 「対照実験(条件を一つだけ変える)」の考え方が徹底されているかが試されます。

2-2. 具体的対策

  1. 「式」ではなく「プロセス」を書く練習: 「考え方」を書かせる欄が広いため、答えが合っていても説明が不十分だと減点されます。「〜なので、〜となる」といった論理的な文章構成を意識しましょう。
  2. 中学受験算数の「基礎〜標準」を網羅する: 適性検査とはいえ、私立中学受験で扱う「つるかめ算」「旅人算」「相似」の考え方を知っていると有利な場面が多いです。
  3. 初見のルールにパニックにならない: 「このルールに従って数字を並べる」といった、その場で与えられるルールを素早く理解する「事務処理能力」を磨いてください。

3. 【適性検査II】言語能力と自己表現(国語・社会領域)

適性検査IIは、長文読解、資料分析、そして自分の考えを述べる作文で構成されます。

3-1. 出題傾向:膨大な読解量と「100字超」の記述

  • 言語分野:物語文よりも説明文や論説文の比重が高く、筆者の主張を的確にまとめる力が必要です。
  • 資料分析(社会):複数のグラフ(人口推移、貿易額、自給率など)を関連付けて、社会の課題を指摘させます。
  • 400字程度の作文:自身の体験と文章の内容を結びつけ、「将来、社会にどう貢献したいか」といったテーマを論理的に書く必要があります。

3-2. 具体的対策

  1. 「自分の言葉」での換言練習: 本文の言葉を抜き出すだけでなく、「つまり〜ということだ」と自分の語彙で言い換える練習が効果的です。
  2. グラフの「特異点」を見抜く: 「なぜこの年だけ数値が下がっているのか?」という疑問を持ち、その理由を予測する癖をつけましょう。
  3. 作文のテンプレート化
    1. 文章の要約・共感 → 2. 自分の具体的なエピソード → 3. そこからの学びと今後の決意。この構成を30分以内に書き上げる訓練をしてください。

4. 【面接・調査書】大安寺が求める「自律した学習者」

適性検査の点数が拮抗するため、面接と調査書が最後の一押しになります。

4-1. 面接のポイント:積極性と「なぜ?」への答え

面接はグループ形式で、他者の意見を聞く姿勢もチェックされます。

  • 頻出質問
    • 「なぜ大安寺を志望したのか(操山や天城ではなく、なぜ大安寺か)」
    • 「将来、どのように社会の役に立ちたいか」
    • 「新しい友達と仲良くなるために、あなたならどう行動するか」
  • 対策:自分の長所を「具体例(エピソード)」を交えて話せるようにしましょう。

4-2. 調査書(内申点)の戦略

5・6年生の全教科が対象です。公立中高一貫校は「全教科のバランス」を重視するため、図工、音楽、体育などの実技教科でも手を抜かず、前向きに取り組む姿勢が必要です。


5. 合格への「戦略的ロードマップ」

  1. 小5〜小6前半:基礎の「完全自動化」
    • 漢字、計算、理社の基本用語を完璧にする。
    • 岡山大安寺のシミュレーター(数理パズル)的な問題に触れ、考える楽しさを知る。
  2. 小6秋:岡山県共通・独自問題の徹底研究
    • 岡山操山、岡山大安寺、倉敷天城の過去問を解き、出題のクセを掴む。
    • 記述問題は必ず塾の先生や学校の先生に添削してもらう。
  3. 小6冬:時間配分とメンタル調整
    • 45分という時間は非常に短いです。「どの問題を捨てるか」という判断力を養い、本番でパニックにならない練習を積みます。

6. まとめ:岡山大安寺を目指す君へ

岡山大安寺の入試は、君の「今までどれだけ頑張ったか」だけでなく、「これからどれだけ成長できそうか」を見ています。 知識を詰め込むだけでなく、日々のニュースに興味を持ち、家族と議論し、図鑑を広げる。その好奇心こそが、難解な適性検査を突破する最大の武器となります。

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