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早稲田大学高等学院 傾向と2026年入試対策

早稲田大学高等学院(以下、早大学院)は、早稲田大学の直系附属校として、また日本を代表する男子校の進学校として、常に中学・高校受検の頂点に君臨しています。

2026年度(令和8年度)入試は、新学習指導要領に対応した出題の定着や、大学入試改革に伴う附属校人気のさらなる過熱が予想されます。本解説では、早大学院合格を勝ち取るための戦略を、入試構造、科目別傾向、そして時期別ロードマップの3つの視点から詳述します。


I. 早大学院入試の構造と2026年度の展望

早大学院の入試は、単なる知識の量を問うものではありません。大学での学問探究、そして社会に出た際の「論理的思考力」を測る、極めてメッセージ性の強い入試となっています。

1. 入試方式の確認

  • 一般入試: 国語・数学・英語の3科目(各100点)+小論文(50点)の計350点満点。
  • 自己推薦入試: 出願書類と面接による選抜。定員約100名。2026年度入試においても、募集人数や大きな枠組みに変更はない見込みですが、「志望理由書」の内容が筆記当日の一部として課される傾向(2025年度からの流れ)に注目が必要です。

2. 2026年度の予想難易度

附属校人気は依然として高く、実質倍率は2.7〜3.0倍で推移すると予測されます。早稲田実業や早稲田本庄との併願者が多く、不合格者の多くが都立トップ校や他大学附属の合格者である「超高密度」な戦いです。


II. 徹底分析:科目別攻略戦略

早大学院の最大の特徴は、3科目の学力試験に加えて課される「小論文」にあります。

1. 【英語】圧倒的な「速読力」と「内容把握」

  • 傾向: 長文読解2〜3題構成。語彙レベルは英検準2級〜2級程度ですが、文章の論理展開が高度で、内容一致や要旨把握の設問が非常に巧妙です。
  • 戦略:
    • パラグラフ・リーディング: 段落ごとのトピック・センテンスを瞬時に掴み、文章全体の構造を俯瞰する力が必要です。
    • 自由英作文: 自分の考えを30〜50語で論理的に書く力が問われます。文法ミスは致命傷となるため、正確な構文でのアウトプットを鍛えましょう。

2. 【数学】「誘導の意図」を見抜く抽象的思考

  • 傾向: 大問4問構成。小問集合(大問1)でも計算が複雑です。関数、平面図形、空間図形の難易度が高く、特に「整数問題」や「規則性」において、その場で法則を見つけ出す力が試されます。
  • 戦略:
    • 誘導に乗る力: 難問に見えても、(1)や(2)がヒントになっています。出題者がどのような解法を期待しているかを察知する「対話的思考」が求められます。
    • 図形の一般化: 特殊な比や補助線を「暗記」するのではなく、三平方の定理や相似を駆使して「導き出す」スピードを上げてください。

3. 【国語】「論理的記述」と「古文の読解」

  • 傾向: 難易度の高い現代文(評論)と、基礎知識をベースに内容理解を問う古文。記述量が多く、本文から根拠を抽出して自分の言葉でまとめる必要があります。
  • 戦略:
    • 要約力: 100字前後の記述問題で、過不足なくキーワードを盛り込む訓練。
    • 文学史・語彙: 知っていれば即答できる知識問題で時間を稼ぎ、記述に時間を充てる。

4. 【小論文】「早稲田マインド」の証明

  • 傾向: 50分で600字程度。社会問題や哲学的なテーマに対し、論理的かつ独創的な視点を求められます。
  • 戦略:
    • 多角的な視点: 「賛成・反対」だけでなく、「なぜその問題が起きているのか」「自分に何ができるか」を学問的に掘り下げる。
    • 論理構成の型: 「序論・本論・結論」の構成を徹底し、論理の破綻をなくす。

III. 2026年度合格への時期別ロードマップ

時期学習の焦点具体的アクション
中3 夏まで全範囲の基礎固め英検準2級〜2級の取得、数学の全単元の標準問題完遂。
9月〜11月難問への挑戦早慶過去問演習を開始。駿台模試などで偏差値58〜60を目指す。
12月〜1月学院特化対策本校の過去問(10年分)を解き、小論文の添削指導を受ける。
2月直前メンタルと時間配分捨て問の判断、ケアレスミス防止の徹底。小論文の時事ネタ確認。

IV. 合格へのエール

早大学院が求めているのは、与えられた知識を再生する生徒ではなく、「自ら問いを立て、論理的に解決する力」を持つ生徒です。試験当日の問題は、おそらくあなたがこれまで見たことのない難問でしょう。しかし、それは「あなたがどう考え、どう立ち向かうか」を学院が楽しみにしている証拠でもあります。

「早稲田で学びたい」という強い意志と、日々の地道な演習が、最後の一点を引き寄せます。

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